きものの衿合わせが現在のように右前になったのはいつの頃からでしょうか。
奈良時代、天正天皇の養老三年二月三日に出された衣服令の中に、その様な一文があります。
天皇から百姓まで、衿合わせするときは、右衿を先に合わせなさいということです。
それまでの、埴輪にみられたような左前の着方(左衿を先に合わせる)はこの衣服令を境に、
右衿を先に合わせるように変わっていきました。
現在、私たちがきものを右前に着るという習慣は
実は1300年も前に出された衣服令にその由来があり、
私たちの祖先は長きにわたってこの前に着る方法を守り続けてきたことがわかります。
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